新型コロナウイルスの影響で、現在多くの学校の授業がオンライン授業に変わったり、入学式や内定式を延期させるなどの事例がおきています。そこで特に小学校などでは学習の差について多くの保護者の方が心配されていらっしゃるのが現実です。

入学式はどのくらいまで延期するのか？

現在ではすでに秋入学が話題になっており、賛成の人、反対の人で意見が分かれています。筋の通っている意見が大変多く、結論が出にくい状態です。学習の差には通常の時期以上にそれぞれの子供たちに置かれた状況に違いが出ています。

秋入学とは、一番影響を受けるのは子供たちです。しかし、秋入学にあるメリットが入学式を延期することで感染拡大のリスクを第一に防げることです。二番目に学習の差から秋から再開を目標にすれば苦手な勉強科目もそういった部分も小さくしながら、学校生活を進めることができます。

三番目には、運動会や行事ごとも改めて開催することができ、本来できない行事を行うことができるというメリットがあります。四番目には、夏休みというひとがたくさん活動する時期にもある程度外出自粛のためもあり感染拡大を少なからずは防げます。

入学式延期に伴いデメリットはないのか？

一つ目にあげられるのが、半年遅く卒業式が行われるということです。二つ目にしっかりと学習に取り組める子供たちと、そうでない子供たちに差が生まれ学力格差が広がる可能性が大きいということです。また、それらは悲しいことに学習塾やオンライン学習などに取り組める子供たちとそうでない子供たちの家庭の経済力の差による影響も出てくる可能性が大きいと言えます。

保護者と社会全体にはどんな影響があるのか？

まず、保護者の方から見ていきましょう。一番目のメリットにあげられるのは、家庭の中で高齢者の方が一緒に世帯に住んでいる場合、感染の菌が家庭内に広がれば、年齢が高ければ高いほど危険リスクも高くなるということですが、それは心配がなくなるということです。二つ目に子供に対してしっかり学習環境と機会を与えられるということです。

デメリットには、大学の場合は在籍期間が延びるとなると学費が現時点ではどうなるのかわからないので、お金の心配がでてきます。二つ目は長く家庭内で過ごすということは家庭内で様々な問題がおき苦労するでしょう。

社会全体では、秋入学にすることにより、これまで以上に、日本から海外へ行く人、就職する人が増え、同様に日本に来る人も増えることが予測できます。反対に、４月はじまりの日本の会計などを修正し、調整していく必要、さらに加えて、会計以外にも多岐にわたる分野での対応が必要になってきます。

また、こうした中でtwitter上での動きを見てみると、

ニューノーマル（コロナウイルス後）の世界を、いかに制度設計していくか。その１つ、世界の常識である秋入学に切り替える千載一遇のチャンスです。

— 出口治明 (@p_hal) April 28, 2020

というものがあがっていました。新型コロナウイルスの影響で、ここまでのメリットがあってもやはり一番心配なのは子供たちの学習の差＝学力格差が起こるということです。こういった問題は小学校だけではなく卒業した後の中学校、高校、大学にも響いてくるということです。ここで一番協力的にならなければいけないのは保護者の方々の協力に加え学習環境も与えていくことでしょう。良くも悪くもいい状態で社会全体は動いているようにも見えますが、こういった点にも社会がしっかり機能しながらサポートしていけるかがカギとなるでしょう。

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コロナの影響で入学式が一年後まで延期になる？！「親としての不安」と苦言続出