ミサイルによる無差別的な攻撃を受けるウクライナの第2の都市ハリコフ

ロシア軍のウクライナ侵攻開始から3月3日で1週間経過。

ウクライナ第2の都市である東部ハリコフではロシア軍のミサイルによる無差別的な攻撃が続き、死傷者が増えている。米欧とともにロシアも加盟する欧州安保協力機構（OSCE）は2日、ウクライナ特別監視団のメンバー1人が砲撃で死亡したと発表した。

停戦を巡るロシアとウクライナの2回目の対話は2日夜にも開かれるとの報道があったが、開催されたとの情報は出ていない。ロシアメディアは、ウクライナ側の代表団が3日午前にベラルーシ国内の開催場所に到着するというロシア側の見通しを伝えた。

また、米国防総省高官はロシア軍がキエフ包囲を急ぎ、無差別な砲撃が増える見通しを示した。一般市民の犠牲が大幅に増える恐れがある。
また、ウクライナ周辺に集まったロシア軍の82%がウクライナに入ったと指摘した。侵攻開始から450発以上のミサイルを使ったと推計。首都キエフやハリコフへの進軍がウクライナ軍の抵抗や燃料・食料不足で計画より遅れていると説明した。

さらに米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）はウクライナ時間の2日夜、ウクライナ側からの情報としてロシア軍がウクライナ南部の人口約30万人のヘルソンを制圧したと報じている。

ウクライナの民間人の死者は2千人を超え、双方の兵士らにも多数の被害が出ている模様。