4月8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの駅の攻撃に使われたとみられるミサイルの一部(AP)

4月8日、ミサイル攻撃を受けたウクライナ東部ドネツク州クラマトルスク駅（ゲッティ＝共同）

【リビウ（ウクライナ西部）、ワシントン共同】ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの駅への攻撃について、ロシア国防省は4月8日、多くの金属片をまき散らし、無差別に殺傷する弾頭を搭載した短距離弾道ミサイルSS21のB型が使われたと明らかにした。同州のキリレンコ知事はロシアの攻撃とし、駅では住民らが避難しようと列車を待っていたと指摘。少なくとも子ども5人を含む52人が死亡し、109人が負傷したと発表した。

ロシアはウクライナが発射したと主張している。駅には約4千人が集まり混雑していたと報じられ、死傷者はさらに増える見通しという。